外壁の塗装が剥がれる原因ってなに?困った時の応急処置まで解説します!
2024.04.30
自宅の外壁塗装は、家を美しく見せるだけでなく、家を守る重要な役割を果たす一方で、その塗装が剥がれ始めたら、ただ見た目が悪いだけでなく、家の耐久性にも関わる問題です。
そのため、品質と耐久性を重視する方にとって、外壁塗装のメンテナンスは欠かせません。
そこで今回の記事では、外壁塗装が剥がれてしまった時のために知っておきたい、塗装が剥がれる原因と応急処置の方法についてご紹介します。
□外壁塗装が剥がれる主な原因
1:下塗りの不足
外壁塗装は通常、下塗り・中塗り・上塗りの3段階で施工されます。
このうち、下塗りは塗装の基盤を形成し、上塗り塗料の密着を高める役割を果たします。
下塗りが不十分だと、塗膜がうまく形成されず、剥がれの原因につながります。
2:不適切な下塗り材の選択
外壁の材質に合わない下塗り材を使用すると、塗装の密着力が落ち、結果的に剥がれやすくなります。
下塗り材の選択ミスは、見た目の美しさだけでなく、外壁の保護機能にも影響を与えるのです。
3:塗装環境の不適切
湿度が高い日や、気温が低すぎる・高すぎる日に塗装作業を行うと、塗料が適切に乾燥しないことがあります。
このような環境下での塗装は、塗膜の密着不良や剥がれを引き起こす可能性があります。
4:紫外線による劣化
長年にわたって紫外線に晒されることで、塗料は徐々に劣化していきます。
特に色褪せやチョーキング(粉化)は、紫外線による影響の典型例です。
これらの現象は、塗膜の剥がれや浮きの前触れとなることも少なくありません。
5:水分との戦い
外壁は雨風にさらされ続けるため、水分によるダメージを避けることはできません。
水分が塗膜の下に浸入すると、塗料の密着性が低下し、剥がれる原因となります。
また、冬季の凍結融解作用によっても、塗膜が剥がれやすくなります。
□自宅でできる外壁塗装の応急処置方法
外壁塗装の剥がれやひび割れに気づいた時に、ご自宅で行える応急処置がいくつかあります。
これらの応急処置を行うことで、損傷がさらに進行するのを防ぎ、外壁の寿命を一時的に延ばせます。
1:モルタル外壁の補修
わずかなひび割れには、セメント粉を用いた補修材が効果的です。
ひび割れ部分を水で濡らし、補修材を適用します。
2:シーリング材の補修
サイディングの目地に施工されているシーリング材が割れた場合、再施工することで防水性を回復させられます。
□まとめ
今回は、外壁塗装が剥がれてしまった時のために知っておきたい、塗装が剥がれる原因と応急処置の方法についてご紹介しました。
外壁塗装の剥がれは見た目の問題だけでなく、家全体の耐久性にも関わる重要な問題です。
施工不良や経年劣化など、原因を正確に把握し、適切なメンテナンスや応急処置を行うようにしましょう。
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