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石材調塗料の塗り替えで注意が必要なことって何?塗料の特性やメリットも解説!

2024.05.21
今から20年ほど前に流行した塗料である石材調塗料(セラミック塗料)は、外壁デザイン性の向上や断熱性向上の面で優れている塗料の1つです。

そこで、今回の記事では、石材調塗料を外壁に使っている方に向けて、その特徴や種類と塗り替え時に注意すべきポイントをご紹介します。


□石材調塗料とは




石材調塗料は、建物の外壁や内装に使用される特殊な塗料です。
本物の石材のような見た目を再現できるため、デザイン性を重視する方には特におすすめの選択肢です。
ここでは、石材調塗料の特徴と種類について解説します。


1:石材調塗料の特徴




デザイン性の高さが優れている石材調塗料は、本物の石材のような質感と見た目を再現し、高級感あふれる仕上がりを実現します。
通常の塗料と比べて耐候性に優れ、色あせや劣化が少ないため長持ちします。

また、石材調塗料の一部には断熱効果があるものもあり、エネルギーコストの削減に寄与します。


2:種類と選び方




石材調塗料には、大理石調・御影石調・天然石材調などの種類があり、それぞれ異なるテクスチャーと色合いのため、使用する場所や求める雰囲気に応じて選ぶことが重要です。


□石材調塗料の塗り替えで注意すべきポイント




石材調塗料を使用する際、見た目の美しさだけでなく、長期間にわたってその性能を維持するためには、適切な塗り替えが必須です。
ここでは、石材調塗料を塗り替える時に注意すべきポイントをご説明します。


1:塗り替えのタイミングの見極め




石材調塗料の耐久年数は一般的に約10年ですが、環境条件によりこの期間は前後することがあります。
色あせ・剥がれ・亀裂などの塗料の劣化を示すサインが見られた場合、早めの塗り替えを検討する必要があります。

外観上問題が見られない場合でも、定期的に検査をおこなうことが大切です。


2:適切な下地処理




石材調塗料の塗り替え前には、外壁の汚れや古い塗料を丁寧に取り除きます。
この段階では、高圧洗浄の方法が用いられることが多いですが、石材調塗料特有の質感を損なわないよう注意が必要です。

その後、ひび割れや剥がれがある場合は、これらを適切に修復します。
補修不足は新しい塗料の密着を妨げ、将来的に再度の劣化を早める原因となるため、行うことをおすすめします。

下地が完全に清掃された後は、プライマーを塗布することで塗料の密着性を向上させます。
特に、石材調塗料の場合、選ぶプライマーが性能に大きく影響するため、適切なタイプを選択することが重要です。


3:塗り方の工夫




石材調塗料は他の一般的な塗料と比べて粘り気があり、均一に塗布するのが難しい場合があります。
石材調塗料の効果を最大限に引き出すためには、適切な厚みで塗布することがカギですが、過度に薄く塗ると、塗料本来の質感が表れない可能性があるため注意しましょう。


□まとめ




石材調塗料は、ただ美しいだけでなく機能性も高い塗料です。
この記事で紹介した基本知識とメンテナンス方法を参考に、デザイン性だけでなく、実用性を兼ね備えた石材調塗料で、理想の空間作りを実現しましょう。

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