アスベスト含有塗料ってどんなもの?家の中でアスベストがある所の見つけ方とは
2024.06.10
健康と安全への意識が高い家庭の主として、家庭内の環境安全を確保することは非常に重要です。
特に、子供や高齢者が健康で安全に過ごすために、日々の生活環境に潜むリスクに注意を払う必要があります。
今回は、家庭内におけるアスベストの危険性に焦点を当て、その認識と適切な対処方法について解説します。
□アスベストが含まれている塗料の危険性
アスベストは、その耐久性と断熱性から過去に多くの建材に使用されていました。
特に塗料においては、液ダレ防止や塗膜のひび割れ防止などの目的で広く使われていましたが、アスベストは健康へのリスクも非常に高いため、現在ではその使用が厳しく制限されています。
1: アスベスト塗料の歴史
1970年代から2005年まで、塗料にアスベストを使用することが一般的でした。
アスベストが空気中に放出されると、それを吸入することで健康に様々な悪影響を与える可能性があるため、これらの塗料は、特に建物の改修や解体時に問題となります。
2: 健康への影響
アスベストの吸入は、肺疾患やアスベストーシス、さらには肺がんなどを引き起こす原因となり得ます。
特に子供や高齢者のように免疫力が高くない人々にとっては、そのリスクはより大きいです。
□アスベストが見つかる可能性のある部分とは
家庭内でアスベストが使用されている可能性がある場所を特定するためには、以下の3つの方法を用いることが有効です。
1: 専門業者による調査
アスベストは目視では判断が困難なため、正確な調査を求める場合は「建築物石綿含有建材調査者」の資格を持つ専門業者に依頼しましょう。
特に1988年以降の建物を取り壊す際や土地を売却する前には、必ず調査を実施する必要があります。
2: 建築時期による推定
現行の法律ではアスベストの使用が全面的に禁止されていますが、特に1941年から2006年の間に建築された建物はアスベストが使用されている可能性が高いです。
1975年と1995年にアスベスト使用の規制が強化されたため、それ以前の建物には特に注意が必要です。
この期間に建てられた家屋では、アスベストを含む可能性があります。
3: 設計図面の検証
建物の設計図面を確認することで、使用された建材の情報を得られます。
設計図面に記載された建材名や品番から、アスベストの含有情報を調べられます。
国土交通省のホームページでは、これらの情報を入力して、建物に関する詳細な照会が行えます。
□まとめ
アスベストの問題は、現代の家庭環境において依然として重要です。
特に、子供や高齢者のいる家庭では、この問題に対してより一層の注意が必要です。
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