建物のメンテナンスとして、外壁の塗り替えが先に検討されやすいですが、塗り替えではなく外壁の張替えといったメンテナンス方法もあります。
外壁の塗り替えは、新しい塗料を外壁に対して塗る事ですが、外壁の張替えはサイディングボードなどの外壁材を、現在の外壁の上から貼り付ける方法です。
サイディングボードには様々な種類があり、さらに模様などもたくさんあるので人気のメンテナンス方法の一つになっています。
サイディングボードって?
主にこの4つのが主流となっていますが、窯業系はセメント系、金属系は金属、木質系は木材、樹脂系は塩化ビニル樹脂を利用して作られた外壁材です。
どのサイディングボードも特徴があり、気候や地域性に合わせた選び方が必要となってきます。
塗り替えと張替えはどっちがいいのでしょうか?
どちらもメリット・デメリットが存在し、あなたが暮らす環境や、メンテナンスの目的によって変わってきます。
塗り替えのメリット・デメリット
メリット
好きな色・模様も入れることができるため、塗り替えは比較的自由度の高いメンテナンスとなっています。
デメリット
塗り替えの場合はモルタル外壁の場合が多いのですが、モルタル外壁の場合はひび割れ(クラック)が起こりやすく、きちんとメンテナンスしていかないとヒビ割れだらけになる事もあります。
また、塗料を外壁全体に塗り替えると、ある程度時間が必要だったり職人の技術等でムラができたり、手抜き工事が起こりやすいです。
張替えのメリット・デメリット
メリット
塗り替えと違って、すでに塗装されている外壁材を使って張り替えるだけなので、工事期間が短くて済みます。
様々な模様などもあるので、外壁の印象をガラリと変えることも可能です。
デメリット
様々な模様等もありますが、予め用意されたものを使うので、あなた独自のものにしにくいです。
サイディングボードの目地(サイディングボード同士の繋ぎ目)にコーキング(シーリング)と呼ばれる液を注入し、サイディングボード同士を繋ぐのですが、経年劣化によってコーキングが傷みやすいです。
コーキングが傷む時期は外壁のメンテナンス時期ともなるため、コーキング材の打ち替えだけでなく塗り替え費用も掛かるので、通常の塗り替え費用より多くの費用が必要となる場合もあります。
塗り替えも張替えもそれぞれメリット・デメリットがあるので、あなたの目的に合わせてどちらにするか決めましょう。
外壁の塗り替え・張り替えどちらを選ぶかは、あなたの目的に合わせて選ぶことをオススメします。
以下に塗り替え・張り替えどちらを選べば良いのか目安として書き出してみます。
工法 | 目的 |
塗り替え |
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張り替え |
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あなたの目的に合わせたメンテナンスを行っていきましょう。