外壁塗装の季節には、以下の2つの意味が込められています。
外壁塗装とは外壁用の塗料を使い、壁を塗り替えていく工事となっていますが塗料を使うためにいくつかの注意事項があります。
注意事項の中には気温や湿度など気候に関しての情報が含まれており、雨が多い・風が強い・日差しが強いなど、天候にも左右されるのが外壁塗装となっております。
そのため、季節と気候には密接な関係があり、これらの情報をあなた自身で把握しておかないと、外壁塗装に失敗してしまう可能性が出てきます。
あなたが気候や季節に関する情報を知ることで、最適な季節に外壁塗装を行う事ができるようになるため、是非覚えてもらいたいと思っております。
まずは外壁塗装の季節についてみてみましょう。
季節 | 時期 | メリット | デメリット |
春 | 3月 |
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4月 | |||
5月 | |||
夏(梅雨) | 6月 |
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7月 | |||
夏(台風) | 8月 |
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秋(台風) | 9月 |
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秋 | 10月 |
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11月 | |||
冬 | 12月 |
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冬 | 1月 |
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2月 |
上記は、月と季節で分けた外壁塗装の季節のメリット・デメリット表です。
雨季の塗装はなぜダメと言われているのか?
外壁塗装では、塗料を塗った後はきちんと乾燥させて、塗料の膜(塗料が乾いてできた薄い膜)を作り出す必要がありますが、乾く前の塗料に雨水がついてしまうと、塗料が流れてしまったり重ね塗りをしたとしてもすぐに剥がれてしまいます。
乾燥時間をきちんと確保することで塗膜が作られ、数ミリといった塗膜の重なりによって紫外線・雨水などの自然環境からのダメージを防いでくれる防御壁となるのです。
しかし、乾燥中の塗料は水に弱いので、雨に降られてしまうと以下の事が起きます。
これらの状況は雨によって引き起こされ、塗装日数(期間)の増加に繋がるだけでなく、外壁塗装の失敗を高める原因にもなってしまいます。
これが、雨季の時期は塗装を避けた方がいいと言われる理由になります。
雨季に塗装をするのは必ずしもダメではない
雨の影響で塗装日数(期間)が増えることは、塗装業者にとっては他のお客様の塗装へ行けなくなってしまうので、売上減に繋がってしまいます。
何件もこなして利益を得ようとする業者にとっては雨は天敵です。
そのため、雨が降ってあなたの家の塗装に不具合が発生しても気にしない悪徳な業者を選んでしまうと、すぐに剥がれやヒビ割れが引き起こされる外壁塗装になります。
一軒一軒お客様を大事にし、地元の人のためにと考えている地域密着の塗装業者を選ぶことが失敗しない塗装になる事を覚えておいてほしいです。
塗装に適さない気温と湿度 | |
気温 | 気温が5度以下の時 |
湿度 | 湿度が85%以上の時 |
外壁塗装で使われる塗料は、気温と湿度が一定の条件を満たさなければ塗装ができないものがほとんどです。
塗装工事というのは塗料を塗るだけの工事ではなく、塗料を一度塗るごとに乾燥させて塗料の層(塗膜:とまく)を重ねていくための工事です。
もし、無理に気温5度以下・湿度85%以上の場合に塗装を進めてしまうと、塗料の乾燥が遅くなる、またはできないので、その状態で重ね塗りをしてしまうと、すぐに剥がれる原因となってしまいます。
しかし、乾燥時間を待たなければすぐに工事を終わらせることができ、人件費などのコストを下げることができるため、塗料メーカーが出している注意事項を守らない悪徳業者や手抜きをする業者がいるのです。
このような業者は、自分たちの利益だけしか見ておらず、お客様が安心して暮らすための工事をしてくれない為、悪徳業者には十分に注意してください。
気温・湿度のルールを守らないと払ったお金が無駄になる
外壁塗装では60~120万円前後の費用がかかるため「色が気に入らないからまた塗り替えようかな」といったように、費用の面で簡単に工事ができないものとなっています。
せっかく大切なお家を塗り直してもらうならば、キレイになることはもちろんですが、あなたの大切なお金も使うので、高いお金をかけた分の効果を期待したいところです。
現在主流なのはシリコン系の10年前後保てる塗料ですが、例えシリコン系の塗料だったとしても、気温や湿度のルールを守らなかった場合、本来は10年前後のものが2~3年で剥がれてきてしまう場合もあります。
塗料というのはそれだけ気温・湿度に影響されるものなので、きちんとルールを守れる優良店を選びましょう。