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May
ICT は,およそ人間の認知しうる全世界を対象とし,データ構造として表現し,統合します.そのため,矛盾のないシステムを,企画,設計,製造,運用するには,人にも AI にも,世界を "学習" し,表現する力が必要です.
世界を,効率的,かつ,"正しく" 表現するための,"学習" の指針は,各学術分野の「考え方」として存在し,"言語" が,すべての分野をつなげます.
世界の全てを矛盾なく表現する論理学,を使い,データ構造を定義し,不変の性質を証明する数学,を使い,不確実性を表現する確率論,統計学と情報理論,ここまでを使い,自然現象の不変量を表現する物理学,ここまでを使い,人の思考,行動や社会を表現する,心理学,言語学,法学をはじめ,世界を表現する理論の全てを,計算として表現する,計算理論.
矛盾なき自然世界に分野の境界はありません.各分野の「考え方」を,共通の遷移規則でつなぐ思考の "自然" かつ可能な領域が, ICT です.
「ICTを支える『考え方』シリーズ」のページ では,シリーズ全体の解説,各トピックの解説,過去開催分の勉強会資料,および,参加者の皆様の声をお届けしていますので,ぜひ,ご参照ください.本シリーズでは,過去に開催しましたトピックも含め,同じトピックを複数回開催予定であり,各トピックは,個別にご参加可能です.
1 導入編:ICT を支える,"学習" のかたち.
人間と人工知能,"学習" のかたち.
"理解" の評価,表現と "言語".
"理解" と表現の指針となる「考え方」.
学習と表現の構図.
学習目標.
2 基礎編:ICT を支える,基礎学術分野のつながり.
論理学,数学,確率論,統計学,情報理論,物理学,心理学,法学,
言語学,及び,計算理論,それぞれの目的とつながり.
*PPT資料と,Processing,Haskell,Python,Excel等を使用したデモを交え,
*学術分野のつながりを体感する試みです.プログラミング言語等の知識は必要ありません.
3 応用編:ICT における,学術分野統合学習の必然性.
ICT による統合:「全ては同じ,そして,全ては異なる.」
学術分野統合学習:矛盾のない "自然" に,境界線なし.
4 まとめと主な参考資料等
学習( Learning ),理解( Understanding ),人工知能( AI ),深層学習( Deep learning ),論理学( Logic ),形式体系( Formal system ),演繹( Deduction ),帰納( Induction ),証明( Proof ),形式論理( Formal logic ),非形式論理( Informal logic ),数学( Mathematics ),データ構造( Data structures ),代数的構造( Algebraic structures ),集合( Set ),モノイド( Monoid ),Monoid action,M-Set,群( Group ),ベクトル空間( Vector spaces ),線形写像( Linear transformation ),圏( Category ),可換図( Commutative diagram ),マップ( 射, morphism, function ),ラムダ抽象( Lambda abstraction ),全射,単射,全単射( epi, mono, iso ),同型写像( Isomorphism ),"Up to isomorphism"( "同型を除いて" ),ファンクタ( Functor ),自然変換( Natural transformation ),モナド( Monad ),確率論( Probability ),統計学( Statistics ),情報理論( Information theory ),物理学( Physics ),相対性理論( Relativity ),テンソル( Tensor ),テンソル積空間( Tensor product space ),心理学( Psychology ),ハード・サイエンス( Hard science ),ソフト・サイエンス( Soft science ),詐欺科学( Pseudoscience ),言語学( Linguistics ),法学( Jurisprudence ),計算理論( The theory of computation ),etc.
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〒102-0093 東京都千代田区平河町1-4-3平河町伏見ビル2F
※ドリンク(有料)あり.
※初回参加,もしくは,連絡先に変更のある方は,お名刺をご用意いただけると嬉しいです.(利用目的は下記.)
「eLVイベント情報配信」「ニュースレターの配信」「イベント・サービス企画のための調査・分析 」この他,収集目的がある場合は,収集時に通知いたします.
2019年6月6日(木曜)
時間 | 内容 |
---|---|
18:30 - 19:00 | 受付 |
19:00 - 19:05 | 主催者挨拶 |
19:05 - 21:20 | 本編 |
21:20 - 最長23:00頃まで,疑問解消OK! | ディスカッション&雑談タイム ※ビール¥250- ¥チュウハイ¥150- 各種ソフトドリンク¥50~用意しております. |
マイクロソフト株式会社,日系IT企業2社,ベンチャー企業などで,ソフトウェアアーキテクト,開発コンサルタント,開発エバンジェリストなどの職種を経た後,株式会社CRE-COの主催する,eLV勉強会向けに,シリーズものの勉強会を提案.その第1弾として,2016年より,「ICTを支える『考え方』シリーズ」を,企画・制作しています.これまで,考え方シリーズにご参加いただきました,800名を超える皆様,ありがとうございます.今後ともコンテンツの充実を図ってまいりますので,ご関心をいただけましたら幸いです.
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※ICTを支える「考え方」シリーズのページ
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