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Sep

【2019/9/22開催】 ICTを支える考え方シリーズ:S00 ICTにおける学術分野統合学習の必然性(無料)

みなさま!こんにちは!!

今回は、ICTを支える「考え方」シリーズです!!!


「ICTを支える『考え方』シリーズ」は,どのトピックから参加されてもOK :-) な構成となっていますので,はじめての方も,ぜひご参加ください.

※考え方シリーズには,おかげさまで,これまでに,IT業界の皆様だけではなく,学生の方から,大学名誉教授の方まで,多彩な方々,のべ800名様を超えるご参加をいただいています(ありがとうございます!)



お申し込みはこちらから



ICTにおける学術分野統合学習の必然性

学術の基礎は,常に時間変化する "自然" のなかに,"不変" な表現を見つけようとする,希望と試行錯誤です.


ICT は,およそ人間の認知しうる全世界を対象とし,データ構造として表現し,統合します.そのため,矛盾のないシステムを,企画,設計,製造,運用するには,人にも AI にも,世界を "学習" し,表現する力が必要です.

世界を,効率的,かつ,"正しく" 表現するための,"学習" の指針は,各学術分野の「考え方」として存在し,"言語" が,すべての分野をつなげます.

世界の全てを矛盾なく表現する論理学,を使い,データ構造を定義し,不変の性質を証明する数学,を使い,不確実性を表現する確率論,統計学と情報理論,ここまでを使い,自然現象の不変量を表現する物理学,ここまでを使い,人の思考,行動や社会を表現する,心理学,言語学,法学をはじめ,世界を表現する理論の全てを,計算として表現する,計算理論.

矛盾なき自然世界に分野の境界はありません.各分野の「考え方」を,共通の遷移規則でつなぐ思考の "自然" かつ可能な領域が, ICT です.


ICTを支える「考え方」シリーズと,勉強会資料について.

知性の真の姿は,知識ではなく,考えを組み立てる力です. - Albert Einstein

「ICTを支える『考え方』シリーズ」のページ では,シリーズ全体の解説,各トピックの解説,過去開催分の勉強会資料,および,参加者の皆様の声をお届けしていますので,ぜひ,ご参照ください.本シリーズでは,過去に開催しましたトピックも含め,同じトピックを複数回開催予定であり,各トピックは,個別にご参加可能です.

内容(予定)

2019年9月22日(日曜)


  1 導入編:ICT を支える,"学習" のかたち.
    人間と人工知能,"学習" のかたち.
    "理解" の評価,表現と "言語".
    "理解" と表現の指針となる「考え方」.
    学習と表現の構図.
    学習目標.

  2 基礎編:ICT を支える,基礎学術分野のつながり.
    論理学,数学,確率論,統計学,情報理論,物理学,心理学,法学,
    言語学,及び,計算理論,それぞれの目的とつながり.
    *PPT資料と,Processing,Haskell,Python,Excel等を使用したデモを交え,
    *学術分野のつながりを体感する試みです.プログラミング言語等の知識は必要ありません.

  3 応用編:ICT における,学術分野統合学習の必然性.
    ICT による統合:「全ては同じ,そして,全ては異なる.」
    学術分野統合学習:矛盾のない "自然" に,境界線なし.

  4 まとめと主な参考資料等

対象者

  • 主に,ICTを使用した企画を行う方,技術系コンサルタント,ソフトウェア・アーキテクト,プログラマ(言語不問),データ処理のデザイン・分析に携わる方(データ・サイエンティスト),もしくは,これらのプロを目指す方.学生さんも,おいでませ :-)
  • 専門分野への特化も必要ながら,分野間のつながりを統合的に理解する人間や,メタ分野も必要,と感じている方.
  • 人間とAI(人工知能),それぞれの"学習(理解)"を,対比させてみたい方.
  • 「考え方」シリーズの全トピックを概観したい方.S00は,シリーズの導入トピックでもあり,まとめトピックでもあります.
  • 論理学,数学,統計学,物理学,心理学など,ICTの基礎として興味があるけれども,学ぶきっかけの無い方,
  • 基礎的な学術分野の「考え方」が,ICTを通じて,つながることを概観したい方.
  • 基礎的な学術分野を学んではみたけたけれども,つまるところ,なにが目的の分野なのか,すっきりしていない方.
  • 今後,「AIが判断したから正しい」と言われたときに,なにもいえない人間になりたくない方.
  • 文系の方もウエルカムです.
  • 直前でのキャンセルが続く場合,以後のお申込みをお断りすることもございます.何卒ご理解,ご協力のほど,よろしくお願いいたします.)

主なキーワード

学習( Learning ),理解( Understanding ),人工知能( AI ),深層学習( Deep learning ),論理学( Logic ),形式体系( Formal system ),演繹( Deduction ),帰納( Induction ),帰納的推論の限界(Limitation of inductive inference),証明( Proof ),形式論理( Formal logic ),非形式論理( Informal logic ),数学( Mathematics ),データ構造( Data structures ),代数的構造( Algebraic structures ),集合( Set ),モノイド( Monoid ),Monoid action,M-Set,群( Group ),ベクトル空間( Vector spaces ),線形写像( Linear transformation ),圏( Category ),可換図( Commutative diagram ),マップ( 射, morphism, function ),ラムダ抽象( Lambda abstraction ),全射,単射,全単射( epi, mono, iso ),同型写像( Isomorphism ),"Up to isomorphism"( "同型を除いて" ),ファンクタ( Functor ),自然変換( Natural transformation ),モナド( Monad ),確率論( Probability ),統計学( Statistics ),推測統計(Inference statistics),頻度論的推定(Frequentist inference),ベイズ推定(Bayesian inference),統計モデル(Statistical model),線形回帰(Linear regression),統計的仮説検定(Statistical hypothesis testing),情報理論( Information theory ),物理学( Physics ),相対性理論( Relativity ),テンソル( Tensor ),テンソル積空間( Tensor product space ),パラメタ空間(Parameter space),心理学( Psychology ),ハード・サイエンス( Hard science ),ソフト・サイエンス( Soft science ),詐欺科学( Pseudoscience ),言語学( Linguistics ),法学( Jurisprudence ),計算理論( The theory of computation ),etc.

開催概要

■ 日時:
  • 2019年9月22日(日曜)13:00-16:30(最長18:00頃まで疑問解消OK!)(12:30開場)
■ 会場:

  CO-CreationLABO   会場案内はこちら   Googleマップはこちら

  〒102-0093 東京都千代田区平河町1-4-3平河町伏見ビル2F
  ※ドリンク(有料)あり.
  ※初回参加,もしくは,連絡先に変更のある方は,お名刺をご用意いただけると嬉しいです.(利用目的は下記.)

  • eLVオフィシャルサイト,またイベント告知サイトなどへの掲載目的として,勉強会,交流会風景の撮影を行わせて頂くことがあります.掲載へ不都合が御座います方は,恐れ入りますが運営スタッフまでお申し出下さい.
  • 次の目的で,ご参加のみなさまに関する個人情報を,いただいたお名刺より収集いたします.

    「eLVイベント情報配信」「ニュースレターの配信」「イベント・サービス企画のための調査・分析 」この他,収集目的がある場合は,収集時に通知いたします.

■ Timeテーブル

  2019年9月22日(日曜)

時間内容
12:30 - 13:00 受付
13:00 - 13:10 主催者挨拶
13:10 - 16:30 本編(随時休憩)
16:30 - 最長18:00頃まで,疑問解消OK! ディスカッション&雑談タイム

 

参加者の皆様の声(S00 過去開催分のアンケートより)

「膨大な量でしたが,つながり,まとまりがあり,各分野を詳しく学びたくなりました.」 「凄く勉強になった.」 「ポイントを絞った説明がよかったです.」 「この内容をこれだけまとめられるのはすごい.」 「ICTの奥深さが印象に残った.」 「論理学は教養として必要だと感じました.」 「論理学は世界を写すものである,ということが印象に残りました.」 「体系的にまとめていただいたので,キーワードをひろって復習したいと思いました.」 「幼児の研究(乳幼児心理学)と,AIでやりたいことの対応が最も印象に残った.」 「基礎である論理学をさらに学びたいと思いました.」 「一番ベースの論理学と数学をさらに学びたいと思った.」 「学生時代,専攻していた物理学からだいぶ離れてしまいましたが,もう一度学び直したいと思いました.」 「圏論,トポロジーについて,さらに詳しく知りたいと思った.」 「自分の中で消化(理解)が進んだころに,同じ内容を学んでみたい.」 「分野の繋がりまでも射で表していたところが印象に残った.」 「行列とか複素平面とか,数学全般をさらに学びたい.」 「知的好奇心を刺激された.」 「ICTと学問を統合した話は他では聞けないので,発見や納得の点が十分にあった.」 「学問がICTに具体的に適用される事例を知れたという印象.」 「数学がどうICTに応用されるのかさらに探究したい.」 「高度な内容をわかりやすく説明していただいたと思う.」 「体系的で全体像をつかみやすい.」 「p値の話が印象に残った.」 「統計・心理をさらに詳しく知りたいと思った.」 「さらに詳しく探究したいと思えた部分が沢山ありました.」 「短い時間の中でここまで伝えているのはスゴイです!!」 「ラムダ抽象はICTエンジニアなら知っていて当然という言葉が印象に残った.最近,Haskellと共に学びはじめ,社内勉強会で説明したが,興味を示したエンジニアが一部しかいなかったので…」 「資料がとてもよかった.あとで読み直します.」 「ビジネスパーソンが学べる場は貴重なので,継続,存続を希望します.」 「ありがとうございました.しかし私の知識がないので,同じコースを何度も何度も受けたら,ようやく少し理解できるのかも…がんばります.」(*ご謙遜もあるかと思いますが,あきらめない人には,無駄なように思えた試行錯誤が,頭の中でつながりはじめる時がくると思います.試行錯誤の先にある発見とその喜びは,人生を豊かにしますが,誰もそれを教えることはできません.自分自身で成し遂げることが必要です.)

シリーズ企画・制作及び講師

株式会社 CRE-CO 戸﨑 貴裕(とさき たかひろ)

マイクロソフト株式会社,日系IT企業2社,ベンチャー企業などで,ソフトウェアアーキテクト,開発コンサルタント,開発エバンジェリストなどの職種を経た後,株式会社CRE-COの主催する,eLV勉強会向けに,シリーズものの勉強会を提案.その第1弾として,2016年より,「ICTを支える『考え方』シリーズ」を,企画・制作しています.これまで,考え方シリーズにご参加いただきました,800名を超える皆様,ありがとうございます.今後ともコンテンツの充実を図ってまいりますので,ご関心をいただけましたら幸いです.

■ITエンジニアコミュニティeLVとは?

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eLVはスキルアップに資する誰でも参加可能なコミュニティです.


※ICTを支える「考え方」シリーズのページ
http://www.elv.tokyo/mindsets/


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